本書には、審査官との面接にあたっての心得が紹介されています。著者は元審査官で、現在は弁理士です。「向こう側」と「こちら側」の事情を知った上での「心得」ですので、非常に有用な情報です。
審査官との面接について、
「審査官も、判断を誤らないための具体的な情報が欲しいのです。」(337頁)。これは出願人や代理人にとって面接を行うかどうかや、面接に何を説明すべきかの検討にあたって、重要なヒントだと思います。判断を誤ってしまうと、審判、審決取消訴訟に進む可能性があり、特許庁にとっても出願人にとっても過大な時間・費用が必要になってしまうからです。
最近はFace to Face の面接や電話による面接をできる限り行い、誤解が生じないように努めています。
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